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【わたしがオープンワークで働く理由#1】データサイエンティスト 戸田

オープンワークでは、「ひとりひとりが輝く、ジョブマーケットを創る。」というミッション実現に向けて、さまざまな社員が働いています。社員の経歴や人柄、業務内容について知っていただくため、「10の質問」を通じて社員を紹介する新企画「わたしがオープンワークで働く理由」をスタートします。

初回は、昨年11月に中途入社したデータサイエンティスト戸田淳仁。データがもたらすインサイトを駆使してビジネスの課題を解決し、オープンワークの成長に貢献するエキスパートとしての視点をぜひご覧ください。

プロダクト室 アナリストグループ 戸田淳仁
大学院修了後、民間の研究所に入社。その後、クラウドサービス企業に転職し、名刺交換のデータを活用し、営業活動を促進する機械学習プロダクトを企画。厚生労働省を経て、2023年11月オープンワークに入社。


1.オープンワークで今、どんな仕事をしていますか?

データサイエンティストとして、大きく分けると主に2つの仕事をしています。

一つは、企業の採用担当者がスカウトを送る候補者を調べやすくする検索ロジックの改善です。採用支援サービス「OpenWorkリクルーティング」のサービス運営を担う「マッチング事業部」と連携して進めています。また、ユニットマネージャーの要望に応じ、今後の事業企画に必要なデータの取りまとめも行っています。

二つ目は、企業向けに提供している「従業員クチコミレポート」のコンテンツづくりに取り組んでいます。OpenWorkの社員クチコミをもとに、客観的なデータに基づいた採用や組織の課題解決を支援するレポートなのですが、現在は自然言語処理の技術を活用し、新しいデータ分析の切り口を検討しています。こちらは、新規事業を担当する社長室と連携しています。

他にも、新聞社やテレビ局などから取材のお話をいただいた際、広報室と連携してデータ集計・提供を行っています。

2.オープンワーク入社前はどんなことをしていましたか?

大学では経済学部に在籍し、統計学を応用した計量経済学と、労働問題を扱う労働経済学に関心があったため、卒業後は大学院に進学しました。当時は就職氷河期。働くことについて深く考えてみたいと思ったことがきっかけです。大学院修了後は民間の研究所の研究員として、ジョブマーケット調査の企画・運営・公表、社内の業務データの活用企画、エンジニア採用や人材活用に関する業務を担当しました。

転機となったのは、2010年代にビックデータやそれを扱う仕事が注目されるようになったことです。学生時代に学んだ計量経済学や労働経済学をビジネスでも活用できるのではと考え、データサイエンティストの道に進むことを決めました。

データサイエンティストの多くは、情報工学などの理系出身で、コーディング能力や開発能力が高い方も多いです。文系出身の私はこういった面では勝てないかもしれませんが、ビジネスとテクノロジーを結びつけるポイントに強みを発揮できるのではないかと考えながら仕事をしてきました。

3.どんな時に仕事の面白さややりがいを感じますか?

データの持つ力強さを発揮できたときに面白さを感じます。数字を根拠にビジネスを語ることは、今では当たり前になっていますが、数字をもって説明すると説得力が増し、まとまりにくい話でも円滑にまとまったりします。

やりがいについては、粘り強くアンテナを張り続けることで、やりたいと思っていた仕事を任されたり、巡ってきたチャンスにすぐに対応できること、でしょうか。チャンスを生かせるように、仕事に没頭することはやりがいを感じます。

4.オープンワークに入社したきっかけ、入社の決め手は何ですか?

「ひとりひとりが輝く、ジョブマーケットを創る。」というミッションへの共感。そして、データサイエンティストに求められる役回りとして、ビジネスとテクノロジーの接点を求められていたことに、自分の強みを生かせるのではないかと考えたことです。

特に前者については、ミッションを実現するための方法がさまざまあるなか、「データを使って世の中の情報や職場環境を透明化する」ことに面白さを感じました。

5.一緒に働く仲間・上司に対してどのような印象を持っていますか?

オープンワークの行動指針である「Action Style」の一つに、「Be honest」があります。日本語で言えば、「正直たれ」という意味ですが、一緒に働く仲間や上司はまさに「Be honest」な方が多く、誠実なコミュニケーションで一緒に働いていて気持ちがいいです。

部下の育成や困りごとを率先して解決することが上司の役割と認識している方も多く、マネジメントもしっかりしていると思います。

6.オープンワークの魅力は何ですか?

これからまだまだ成長していく会社なので、進化する組織や自分自身を楽しめるところです。私自身も、オープンワークでは他部署と連携する仕事が多いので、より広い視野で全体最適を考えるようになったと感じています。

また、OpenWorkが運営するサービスのクチコミを、データとして活用することもまだまだ可能性を秘めています。クチコミは単に読むだけでも興味深いですが、データとして調理してインサイトを導いていくことは、まだまだ道半ばということもあり、これから大きな可能性があると考えます。

7.休日はどんな風に過ごしていますか?

息子が小学生に上がったばかりですが、息子と外で遊んだり、一緒にゲームをしていたりします。

8.周りからどんな性格だと言われる?自分をひとことで表すと?

360度評価でよく言われるのは、「優しい」「気遣いができる」。自分ではそうとは思っていませんが…

9.感謝している人は?その理由は?

大学の指導教授と初職のマネージャーです。

指導教授は「人生一度きりしかないのだからできることはやろう」と、若者に厳しく指導するタイプでした。義理を大事にする先生で、社会人としての心構えや姿勢も教わりました。社会人生活の礎をつくるうえで、とても刺激を受けました。

もう一人は、初職時代のマネージャー。目標を高く持ち、ゴールから逆算して何をすべきなのか、優先順位をどうつけるべきか、徹底して教わりました。キャリアを重ねるとマルチタスクが求められますが、当時の経験があったからこそ、難しい仕事に直面しても打開策が見えてくるのだと思います。

10.今後、挑戦したいこと・将来やってみたいことは何ですか?

人生後半戦に入ってきたので、自分探しをしているところです。会社員として働くだけではない自分を模索しています。

仕事では、社内向けの勉強会を企画しています。オープンワークには多種多様な職種のメンバーがいて、お互いの強みを活かしながら連携して仕事をしていますが、それぞれ専門性を磨くだけではなく、自分の職種に近い領域の専門知識も身につける必要があると思います。コミュニケーションが円滑になったり、異なる視点や知識が交わることで、新しいアイデアや解決策が生まれやすくなるのではないでしょうか。

OpenWorkはデータが基盤のプロダクト・サービスなので、多くの職種でデータの活用が求められます。その一方で、「データをどう調理すればいいか分からない」「プロジェクト進行をどうディレクションをしていいか分からない」といった課題をたびたび耳にします。こうしたことを防ぐために、データ利活用の勉強会を開いています。

最近では、データベースを操作するための言語であるSQL(「Structured Query Language」の略)のクエリ、つまりデータベース管理システムに対する命令文のことを指すのですが、これくらいは近い将来生成AIにも書けてしまうと言われています。そうなると、「果たして人間が勉強する必要もあるのか?」といった議論も出てくるはずです。こうした動向を踏まえ、AIではすぐにできない、頭で考えるところについて勉強会で強化できればと思っています。