親ブロックはあった?ベンチャーならではの不安は? 新卒でオープンワークに入社するリアル
こんにちは!
オープンワークnote 編集部の三觜(みつはし)です。
最近急に冬らしい日が増えてきましたね。
就活生の方にとっては、冬インターンの時期でしょうか。
経験者採用がメインのオープンワークでも2020年から毎年、新卒採用を実施しています。現在は13名の新卒入社メンバーが在籍しています。今回は私 三觜の進行の下、新卒4人の対談を通じ、就活時のエピソードや入社理由、現在の仕事について赤裸々に語ってもらいました。
オープンワークに興味を持ってくださった学生の方はもちろん、どんな若手が働いているのか気になった方もぜひお読みください!
(左から)
◆山元
2021年入社。開発ユニットWebアプリケーショングループ所属のエンジニア。九州工業大学大学院の先端情報工学出身。
趣味はキャンプで、オープンワークアウトドア部部長。来年初めてハワイ旅行に行くのが楽しみ。
◆三觜
2022年入社。Recユニット中途グループ所属のリクルーティングコンサルタント。学習院大学の日本語日本文学科出身。
趣味は絵や短歌というインドア派ながら、先日フルマラソンを完走したことで走る魅力に目覚めつつある。
◆市川
2021年入社。Recユニット中途グループ所属のリクルーティングコンサルタント。東洋英和女学院大学人間科学学科出身。
趣味は旅行や美術館巡り。11月は長期休暇をとって韓国旅行へ。オープンワークサウナ部所属。
◆木村
2023年入社。Recユニット新卒グループ所属のリクルーティングコンサルタント。東京大学医学部の健康総合科学科出身。
趣味はボードゲーム、アニメ、漫画、ゲームなどなど。最近のイチ押し作品は『呪術廻戦』と『Thisコミュニケーション』。
「配属ガチャは嫌」「就職するつもりがなかった」みんなが就活生だったときのこと
三觜)
まずは、皆さんが普段している業務について教えてください。
山元)
僕が担当しているのは、モバイル端末のネイティブアプリケーションのサーバサイド開発です。OpenWorkはブラウザ版の他にスマホで使えるアプリも提供しているのですが、実はこのアプリはみなさんのスマホの上だけで完結しているわけではありません。クチコミ情報や求人情報を、OpenWorkのサーバとやり取りしながら動いています。僕達のチームは、アプリで様々な情報が見られるように、サーバ上のデータとアプリを繋げる仕事をしています。
市川)
私は「OpenWorkリクルーティング」を使って顧客の採用を支援するリクルーティングコンサルタントをしています。「OpenWorkリクルーティング」は、OpenWorkに登録するユーザー向けに企業が求人を掲載したり、ユーザーにスカウトを送ることができる企業向けダイレクトリクルーティングサービスです。
このサービスを利用する企業数の増加や、活用促進による売上の最大化を目指し、メールやミーティング等で顧客企業をサポートしています。
木村)
僕も市川さんと同じく、リクルーティングコンサルタントをしています。リクルーティングコンサルタントは、支援する領域によって中途採用・新卒採用・エージェントの3チームにそれぞれ所属しており、市川さんは中途チーム、僕は新卒チームの所属です。
三觜)
私も市川さんと同じRecユニット中途チームの所属です。
私の場合、就活時はミッションへの共感とHP等で感じる社風でエントリーする企業を決めていました。みなさんが就活生だった時はどんな企業を見ていましたか?
山元)
僕は大企業につきものの、いわゆる「配属ガチャ」が嫌で就活初期からベンチャー志望でした。エンジニアだと、担当するプロダクトによって習得できる技術もかなり違いますし、興味を持てないプロダクトを開発するのってキツいので。
複数プロダクトを展開していて何を担当するか分からない大企業より、1つのプロダクトを提供し、社内での身動きも取りやすそうなベンチャーを中心に見ていました。
面談や面接でスーツを着た社員に会ったことがないくらいです。
市川)
私も山元さんと同じベンチャー志望でした。大学4年間でベンチャー企業の長期インターンをし、自分にとって「柔軟で裁量権がある」ことが大事だと実感していたからです。
三觜)
市川さんのインターン先は、営業代行をするベンチャー企業ですよね。どんなところに裁量権を感じたんですか?
市川)
メインの営業代行業務以外にも、もともと興味があった広報や人事の仕事にも携われました。違う部署の仕事をすると今までの業務を外側から俯瞰的に見ることができるので、新たな気づきやこれまでと違うスキルが鍛えられる感覚があり、とても楽しかったです。
加えて、それらの他部署業務への参加が非常にスピーディかつ柔軟で、そうした環境を求めるならベンチャー企業だなと思いました。
三觜)
木村さんも学生時代からインターンをしていましたよね?
木村)
そうです。
僕はもともと大学院で人類生態を研究しようと思っていたので就職するつもりはありませんでした。教育系ベンチャーのインターンでキャリア教育のコンテンツ開発をしていたので、その開発のために就職活動を体感したくてごく数社に絞って始めてみました。
その就活中に知り合いから「オープンワークの社長の大澤さんの話が面白いから話聞きなよ」と紹介されて。実際に話を聞いてみたら面白かったので選考を受けました。
三觜)
周囲には大手企業の選考を受ける友人もいたと思いますが、社員100人に満たない規模のオープンワークに不安は感じませんでしたか?
私は最初保守的な父親に反対されて、事業の成長可能性や福利厚生について、他の内定企業との比較表を作成して説得しました(笑)
木村)
僕は事業内容が自分の目指す世界の実現にマッチするか、実現に向けて社員が本気で働いているかという観点で企業を見ていたので、規模感への不安はなかったです。
山元)
僕も、プロダクトがこれだけ認知度を得ていれば大丈夫かなと思っていました。「オープン」を謳っている企業がブラック企業体質を隠していることは流石にないだろう、とも思ってましたね。
就活をやり直したメンバーも?!入社理由3選
三觜)
就活中には多くの企業に出合ったと思いますが、最終的にオープンワークへの入社を決めた理由を教えてください。
山元)
僕は中学生の頃から感じていた課題を解決できると感じて入社を決めました。過労死や失業率などの報道を見るたびに、「自分に合わない仕事でつらい思いをする人が少なくない」と感じていました。
人生のうちで仕事に費やす時間は膨大です。合わない仕事を我慢して働く「仕事選びのミスマッチ」を防ぐことはできないかとずっと考えていました。そうした思いを抱えて始めた就活でOpenWorkに出合い、質の高いクチコミが様々な企業から自分に合う仕事を探すのに役立ちました。
その実感から、このサービスがあればより多くの人が「自分に合う仕事」を見つけられるのではないかと感じましたね。
三觜)
確かに!私も周囲に仕事を楽しんでいる大人が多かったので、街中で浮かない顔をしたサラリーマンっぽい大人を見る度に疑問を感じていました。
市川)
私は、実はすでに内定をいただき入社しようと考えていた企業があったんですが、「自分には合わない」「ミスマッチだ」と気付いて就活をやり直しました。その過程で、求職者と企業のミスマッチを防ぐオープンワークの理念の重要性を身をもって実感したので入社を決めました。
三觜)
もう一度就活をやり直すのは大変だったと思います。具体的にどんなミスマッチだったんですか?
市川)
内定前に説明会などで聞いていたメイン事業と、内定後に社員の方とお話しする中で聞いた部署別の配属比率が大きく異なっていました。多くの新入社員が配属される部署は、私がイメージしていた仕事とのギャップが大きすぎました。
三觜)
私も就活中、そうした重要情報でも説明が不足している企業は少なくないと感じました。
木村さんはどうしてオープンワークに入社を決めたんですか?
木村)
僕は入社後にどんな仕事をするのかはほぼ興味がなかったんですよ。元々、色々な人の持つ「オリジナルな価値観」を多く聞きたい。という欲求がありまして…
(一同、聞き慣れない話に身を乗り出す)
木村)
僕は、出会った人が「どんな原体験を経て今どんな価値観で生きているのか?」を知ることがすごく好きなんです。それをできるだけ多くの人から聞くために、「誰もが自分のオリジナルな価値観を知り、言語化できている社会」を作りたいと思っています。
最初は、これを学生への教育によって実現できないか考えました。ただ、現状の就活市場では、自分オリジナルな価値観よりも企業の求める価値観に寄せた方が通過しやすいという現実が少なからずあるんです。
三觜)
確かに。就活で企業に好まれやすい価値観や自己PRを解説する記事も多く出回っていますね。
木村)
この現状では、学生側に自身の価値観を言語化するメリットがなく、変革が難しいと気づきました。
OpenWorkなら、クチコミを通じて企業側のリアルを公開することで、透明性が高く求職者にとって心理的安全性の高い市場を作り出せます。そういう市場なら、誰もが自分の価値観に向き合ってそれに合う仕事探しができると思い、入社を決めました。
「チャレンジングな環境」を求めて入社 実際は…?
三觜)
ある調査では、新卒社員の約6割が「入社後にギャップを感じる」との結果があります。私を含め、みなさんも「若手でもさまざまな仕事に挑戦できる環境」を求めて入社したと思いますが、実際にはどうでしたか?
市川)
私は思っていた以上に成長できる環境だと感じています。その理由は2つあります。
一つ目は、売上への影響が大きいことです。
例えば、私が配属している中途チームは一人が担当する企業数が多く、一人当たりの売上目標がかなり大きいです。自分の業務で事業成長に寄与できている感覚があり、プレッシャーではありますが、モチベーションにもなっています。
二つ目は、年次に関わらず一人一人の意見が尊重されることです。月に1回オープンブリーフィングという全社総会があり、疑問があれば質問してオープンに回答がもらえますし、社員交流イベントに社長や役員がよく参加しており、普段から話しかけやすい環境があります。
社員から提案した内容が認められた場合、実際に会社の施策として動くこともあります。
三觜)
中途チームでは、「たたき(最初の案)を出した奴が一番偉い」という合言葉もあり、全社的に挑戦を応援する文化がありますよね。
エンジニア組織だとどうですか?
山元)
私も、入社前の期待と現実にギャップはないです。他の企業では新卒から設計に携われることは少ないと聞きますが、オープンワークでは違います。コードを書くだけでなく、全体をどのようなクラス設計で実装するか、データベースのテーブル設計はどうするか、そもそも要件はそれで良いのかなど、システムの様々な要素について関わっていくことができます。既存機能のブラッシュアップだけでなく新機能の開発にも携われますし、エンジニアとしての成長スピードは早いと感じます。
三觜)
エンジニアの皆さんは勉強会も頻繁に開かれているイメージです。
山元)
そうですね。自分で企画して勉強会を開くこともできますし、開発の根幹に関わるような自動化ツールを開発して「便利だから使ってね〜」と発信している同期もいます。やる気のあるエンジニアにとっては、やりたい放題できる環境です(笑)。チームの役に立つ物ならどんどん作っていこう、という風土ですね。
改めて考えたい、入社時に期待したミッション実現の実感
三觜)
入社時に「こうしたい!」と思ったミッションの実現は、日々の業務で実感できていますか?
山元)
僕はまだNoですね。上場を経てメンバーも増え、実現に近づいている実感はありますが、社会を変革するような大きいミッションなので、一朝一夕には実現できないと思っています。
レストランに行くときに食べログやGoogleのクチコミを必ず見るように、「仕事」について考えるとき、クチコミを必ず使用する社会になって欲しいんです。企業のリアルが正しく知れるものならOpenWorkのクチコミである必然性はないですが、今のところそれができるのはうちのクチコミだと思うので、これからも開発を加速させていきたいですね。
市川)
私はYesです。最近はミッション実現に向けて組織全体が大きく踏み出し始めた感覚があります。TVCMや新しいサービス・機能の実装も始まり、これからが楽しみです。
今後の個人的な目標としては、リクルーターに挑戦してみたいです。オープンワークでは選考が進んでいる学生の方向けに、面接官とは別の立場からオープンワークの理解を深めていただくサポートをするリクルーター制度を設けているのですが、私も入社時お世話になったので今度は学生をサポートする側として参加したいですね。
木村)
僕も進んでいる実感はありますね。OpenWorkリクルーティングを活用する企業が増えれば適切な情報開示がなされるようになり、ありのままの「オリジナルな価値観」で就活できる人が増えると思っています。なので、しばらくは全力で営業活動に勤しむつもりです!
三觜)
私もYesですかね。顧客企業から人的資本開示や採用後の定着率などオープンでミスマッチを防ぐ採用に関する話題を聞く機会が増え、オープンワークの目指す社会に少しずつ近づいている実感があります。
あとは、中途チームでの業務と並行して、より質の高い記事を作成できるよう採用広報チームでの研鑽を重ねたいと思っています!
皆さん、本日はお時間いただきありがとうございました!