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【退職エントリ】8年勤めたオープンワークを退職します。

こんにちは!採用広報の恵川です。
タイトルからお分かりの通り…実は!11月で7年11カ月勤めたオープンワークを退職いたします。

社員番号もかなり若い2015年入社のワタクシ。
採用広報では「古参社員だからこそ」の視点を大切に、会社としてのオープンワークの色々な側面を発信してきました。

自分が大好きな弊社を去る日が来るなんて、という心境ですが、採用広報としての最後の仕事として「退職エントリー」を残したいなと。
流行りに乗ってみたい気持ちもありつつ、自分の会社の公式noteに退職エントリーを書けるって、素敵じゃないですか?

オープンワークと一緒に成長した(はずの)約8年間を振り返ってみたいと思います。

歓迎会は1テーブル。10人以下だった8年前

オープンワーク(当時はヴォーカーズ)に入社したのは2015年1月。社員数は8名くらいだったと思います。皆が色んなことを兼務していて、初日は「ごめん、月初で請求書とかあってバタバタだから!!」と放置プレイ。同期入社の川島(取締役)は、オフィスに置く棚を組み立てていました。

当時は渋谷ヒカリエの8階にある、コクヨさんが運営していたMOVというシェアオフィスに入居しており、2014年から社員が増え始めたので、借りていた個室が手狭になり、私が入社するタイミングで借りる部屋を増やしたとろでした。その部屋が、買い物客からも見えるガラス張りの一室で、外に「この空間は何なのか」を説明するために、社名と会社説明を掲示しなければならないと。それを作るのが私の初仕事でした。

MOVで「Vorkers University」という学生向けイベントをした時のもの

新卒では広告代理店に居たものの、企業広報は初めて。

私なりに、新しく自分の「弊社」になったヴォーカーズについて、理念とかを含めて何とか書き上げました。そして社長(当時は創業者の増井)に持っていったら、ザーッと読んで、「うん、いいですよ」と。

え!!!????

今まではクライアントが居て、彼らの要望をマーケやクリエイティブチームと形にして提案し選んでもらう、という仕事の仕方だったので、私が書いたものがそのままどこかに露出する(しかも一発OKで)なんて初めてで。

「え、いや、いいんですか?」とオロオロする私。私入社1日目やで。
今となっては、そこまで人通りが多いわけではない場所に貼る会社説明なので影響力は大きくないし、赤入れるのもめんどくさかったのかな、なんて思うのですが、この時起こしたプチパニックが、私に企業広報としての責任感を植え付けたのでした。

その後、渋谷警察署の近くに新オフィスを構えました。2019年末までここに居ました。

「掲示板と何が違うの?」悔しさとやりがいと

当時は、まだ広報施策をやり始めたところで、今も続く『働きがい研究所』や『働きがいのある企業ランキング』もスタートしてすぐの頃でした。

どんなアプローチをしよう?どこにアプローチしたらいいんだろう?

何を選んでも初めての試みになる、そんな時期にジョインできたのはラッキーだったなと思います。
もっと学生に知ってほしい!と大学の就職課をキャラバンしたり、そのためのチラシを作ったり、もっと企業の方にも知ってほしい!とランキング上位の企業様にトロフィーを贈呈したり。もちろんどこにもコネは無いので「お問い合わせ」からのご連絡を色んな所にお送りして、YESのお返事を貰えたら(普通電車で行ける範囲は)全部会いに行きました。

興味深く話を聞いてくださる方もいる一方で、「掲示板と同じでしょ」「そんな不確かな情報は学生に勧められない」「返信無し」も沢山いただきました。

ここで全くめげなかったのは、広告代理店時代の経験からだと思います。ナショナルクライアントのTVCMを担当していた新人の私、CMが流れたら知名度上がるんじゃないかな、ワクワク!な心持ちで居たんですが、結果は、友人達に聞いても「あー、あのCM?見たような、、どんなのだっけ?」といった感じ。

有名芸能人を起用した全国区のTVCMでもこういう反応になるのだから、今まで広告も広報もしてきていないOpenWork(当時はVorkers)が知られているわけがない。私だって、転職活動をするまで知らなかったのだから。

でも、私がサービスを知って、社員クチコミの質やそのデータに惚れ込んだように、丁寧に説明したらきっとファンになってもらえる。そんな想いで、繋がった機会を大切にしてきました。

そんな中でも、使ってくださっていたり、「すごくいいサービスですね!何か一緒にできませんか」といった反応をいただけた時は本当に嬉しかったです。ある企業の人事の方にお会いした時に、「あぁ、Vorkers!最近教えてもらいました」と仰るので、人事部内の方かご友人かなと思っていたら、

「この間学生に面接で『何で弊社を志望したか』って聞いたら、『Vorkersでの評価が高かったからです』って言うんですよ」と。

入社して2年目くらいの時だったかな。あの時の手ごたえは忘れられません。風がこちら側に吹いてきている、そう感じた瞬間でした。

社名変更、大型プロモーション、クライアント側って超大変

ひとり広報として、オウンドメディアである「働きがい研究所」で発表するランキングをテレビに取り上げていただいたり、ラジオ出演をする機会をいただいたり、取材やメディアさんとのコラボで露出が増えたり、企業様からもポジティブなコメントをいただくことが増えて、少しずつ手ごたえを感じ始めた頃、一世一代の大仕事がやってきます。

大型プロモーション、やるぞ!と。そして、そのタイミングで
社名とサービス名を変えるぞ!と…!!!!!

ま じ か。

広報としては、自分が今まで頑張って広報して少しずつ認知されてきた「Vorkers」というものを更地に戻されるような、複雑な境地ではいました。しかし、我々がさらに飛躍をしていくのに、サービス名のわかりやすさというのはとても大事。

電話口で伝わらなかったり、ボーカーズやVokersと表記されたり、「ドイツ語ですか?」と聞かれたり、愛着はあったけど、私が一番社名で苦労していたじゃないか…
(※由来は "Voice of Workers" です。働く人の声=社員クチコミ、です)

とにかくあの時期は、呼吸が浅かった。
大型プロモーションは主要駅への駅貼り広告と、新宿駅で展開する「クチコミ図書館」。もちろん、広告代理店さんとタッグを組んで進めるとはいえ、確認と判断の嵐。

元広告代理店ウーマンだった身としては、「最終決定ができる事業会社に行きたい」と思っていましたが、こんなに大変だったなんて。

何せ社名変更も同時だったので、全社を巻き込んだプロジェクト。
今もあの時のカオスな指揮を反省していますし、やり直せることならもっとちゃんとやりたかった…、本当に、フォローとサポートを全力でしてくれたみんなに感謝しかないです。

新宿駅の「#社員クチコミ図書館」では100社の「社員クチコミ本」を展示
たくさんの方が立ち止まって読んでくださり、
全企業広報の夢「ワールドビジネスサテライトの取材」もしていただきました…!
広告に登場してたのは、実は社員なんです。みんなありがと。
こちらは品川駅。広告開始日は掲出駅を巡りましたが、感慨に浸る余裕もなかったです(笑)

人生は何があるかわからない。いざ「チーム広報」へ

入社する時の面接で当時の社長から「ずっと居る会社では無いから」と言われていたものの、あれよあれよで5年目に。結婚して夫の住む遠方への引っ越しが決まりました。

コロナ前の当時はまだリモートワークを試験的に導入する程度だった弊社。さすがに続けるのは厳しいのかな…と退職を視野に社長に話すと、「じゃあ、リモートで」と、特別にフルリモート勤務を認めてくれたではないか…!!!

しかし、当時はまだまだ対面での対応が多かった広報業務。条件は「後任を採用すること」でした。たくさん面接して、やっと採用!引っ越しの1カ月前に入社してくれるという滑り込みっぷりで、大した引継ぎも出来ないままに私はフルリモート勤務になったのでした。

やっとの思いで採用した妹分、いや、娘。

ひとり広報から、チーム広報へ。

今まで、「後輩」で居ることが多い人生だったので、苦手分野は「育成」。社内の体制上マネージャーをしてた時期もあったけど、マネジメントは全然得意になれず。。

少し慣れたら、また新しい挑戦がやってくる。
なかなか飽きさせないのが弊社です。

コンテンツマネジメントと兼務になった際は、よりOpenWorkの核ともいえる社員クチコミを理解したり、後任の育成においては非対面コミュニケーションの中で「任せる」という難しさを経験したり。

組織としても、創業者が退き、新社長の元ガバナンスを整えていく中で、どんどん「会社らしく」なっていく弊社を複雑な心境で見ていました。例えるなら、子供が独り立ちしていくような寂しさでしょうか…嬉しさもあるけど、何だかさみしい。(子育てしたことないけど)

後任広報が「私はこう思うんです!」とイニシアチブを取ってくれた日には、「あいつ、大きくなって…」と、ひとりでジーンとしていました。

その後、広報・マーケティングの部門ができ、頼もしいチームになっていく中で、「そろそろ、私も新しいことしようかな…」と思い始めたのです。

10年間のデータを「社員クチコミ白書」としてまとめました。
大変だったけど、みんなのサポートで最後までやりきることが出来ました!
チーム広報で取り組んだ「失敗買取屋」キャンペーン。フットワークの軽い社長。

5点満点の会社なんて無い。だから面白い

今までたくさんの社員クチコミを読んできて、色んな企業の評価点も見てきた中で言えるのは、すべての人が満足する5点満点の会社なんて無いということ。

そして、これはオープンワーク広報として言わない方が良いかもなのですが、クチコミだけがすべてではないということ。社員クチコミは、納得した選択をするための「ツール」であって、最後に決めるのは自分しかいない。

でも、社員クチコミには、その決断を支える力があると思うのです。

一昨日渋谷でランチをしていたら、真横の席で転職活動中の男性がご友人に面接やSPIのお話をしてたんです。盗み聞きをしてたわけではないのですが、何せ本当に真横なので聞こえてしまうわけでして。

そしたらなんと、「OpenWorkってサイトがあって…」と話し始めるではないですか!!

「〇〇って企業はOpenWorkで上位1%の評価でさ、クチコミも、こういう事が書いてあって…」と、めっちゃご友人にスマホ画面見せながら説明しているではないか!!!(ランチ集中できず。から揚げは美味しかった)

嗚呼、この方の転職活動に、OpenWorkが寄り添えているううぅぅぅぅ!!!!!!(感涙)

ほんとに、すごく、めちゃめちゃ、嬉しかったです。
このユーザーさんの「やりたい事」や「求める環境」、それこそ「働きがい」にOpenWorkが少しでもお役に立てますように。

そうそう、もっとたくさんの人にOpenWorkの良さを知ってほしい、使ってほしい、そんな想いで私の広報キャリアはスタートしたんだったな。
8年間、頑張ってきてよかったなと改めて思わせてくれたリアルユーザーさんに感謝です。

時代が変わって、「働く」だけではなく「生き方」の選択肢が増えてきた中で、これからの自分の身の振り方をどうするか、不安3割・楽しみ7割、といったところでしょうか。

これからも、OpenWork(サービス)とオープンワーク(会社)は大好きですし、たくさん出来てしまった後輩たちに「あんな生き方いいな」って思ってもらえる背中を見せられるよう、進んでいきたいと思います。


なんか、だめだ。ちゃんとまとまらなかったけど、タイムアップ。

とにかく、ありがとう!!!!!!!!!!!!
みんな大好きだ!!!!!!!!!!!!!!

すぐに出てきたのがOpenWorkのパネルじゃなくてVorkersのでした(笑)
オンラインで見送ってくれた皆も本当にありがとうございました!
撮影場所:WeWork


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