OpenWorkリクルーティング事業の展望について
こんにちは!note編集部です。
オープンワークでは、OpenWorkに蓄積されたワーキングデータを活用した採用支援サービス「OpenWorkリクルーティング」を展開しています。オープンワークの中で最も売上を誇る事業であり、事業成長に向けて日々改善を進めています。
今回は、当社の執行役員でOpenWorkリクルーティング部門の責任者である堀本へのインタビューを通じ、OpenWorkリクルーティング事業の現在地や今後の展望についてご紹介します。
堀本 修平(ほりもと しゅうへい)
2021年4月入社
執行役員 OpenWorkリクルーティング部門・マーケティング部門管掌
明治大学卒業後、広告代理店に入社。2009年より博報堂で大手通信会社やコンビニチェーンの営業を担当。その後ユニクロにて、グローバルマーケティングを担当し、再度、博報堂に戻り、自動車会社の国内事業のマーケティング戦略やコミュニケーション施策を担当。2021年4月に当社へ入社し、2022年7月に執行役員に就任。最近はまっているものはストレッチ。リモートワークが多く、運動不足から筋肉が固まって体が痛くなったことをきっかけに、最近では習慣に。ストレッチをすることで全身の血の巡りも良くなったのが最近のトピックス。
※肩書きは2023年12月時点のものとなります。
前年比200%で伸長 OpenWorkリクルーティングって…?
編)
転職や就職活動で、企業が求職者に直接アプローチするダイレクトリクルーティングが広く使われるようになりました。人材の獲得競争が厳しくなるなか、企業にとって、能動的な採用活動は今後ますます重要になります。堀本さんから見て、「OpenWorkリクルーティング」にはどのような強みがあるのでしょうか。
堀)
OpenWorkリクルーティングの強みは、大きく2つあります。
1つ目は、企業(=自社)発信の情報だけでなく、第三者による信頼性の高い会社評価・クチコミといった情報を活用できるプラットフォームであることです。
一般的に転職は頻繁に経験することではありません。私自身、4回転職をしましたが、毎回自分に合う会社や活躍できる会社を探すことには苦労しました。知人からも「この会社受けてみようと思うけど、どう思う?」など相談を受けることも多く、企業から発信された情報や、外から見た情報だけでは、転職先を決めづらいと感じている人が多いように思います。
OpenWorkにはその企業で実際に働いた人の「リアルな声」が集まっています。一般的な転職サービスにはないこうした第三者の声があることはOpenWorkリクルーティングのユニークネスであり、強みのひとつであると考えます。
2つ目は、競合他社と違う候補者と接点が持てることです。OpenWorkのユーザーには、転職活動を始めている人だけでなく、転職活動を始めるか悩んでいる人も多くいます。
編)
今すぐの転職を考えていなくても、「自分の会社のクチコミや評価スコアを見たい」というユーザーは少なくないですね。潜在層は転職活動を行っているわけではないので、企業側は通常なかなか接点を持ちにくいです。
編)
実際の導入状況はいかがですか?
堀)
2021年・22年と2年連続で売上は前年比約200%で成長していますし、利用企業・エージェントも大きく増えています。事業成長を牽引しているのは、やはりキャリア採用領域です。
新卒領域は立ち上げからサービスの無料提供期間を実施していて、昨年から有償化が始まったばかりです。そのため、まだ売上こそ大きくはありません。
ただ、毎年就活生の2人に1人がOpenWorkに登録してくれています。多くの学生候補者が揃うプラットフォームとして着目いただいた企業様のご活用が伸び始めています。
編)
キャリア採用と新卒採用の領域によって事業フェーズは異なる状況ですね。
事業部全体で大切にしていることはありますか?
堀)
「働きがいをすべての人へ」というスローガンを大切にしています。
働きがいのある会社を増やしていくこと・求職者と働きがいのある会社を繋げていくことに尽き、それが社会の変革に繋がっていくと考えています。
そのためには、まだまだ成長の余白があると感じています。
編)
具体的にはどのような点ですか?
堀)
OpenWorkリクルーティングの弱点として、2つあると考えています。
1つ目は、OpenWorkには膨大なワーキングデータをもとに様々なユーザーデータの資産がありますが、充分に活用しきれていないということです。
2つ目は、クチコミプラットフォームとしては一定の認知があるものの、「採用マッチングプラットフォーム」としての認知が弱いことです。
データ資産の活用で独自のマッチング提案を 市場認知を変えるために必要なこと
編)
「採用マッチングプラットフォーム」について教えてください。OpenWorkリクルーティング事業が目指す姿ということですか?
堀)
そうです。「採用」×「クチコミ」のプラットフォームとして、市場をつくりたいですね。現状としては「採用」や「クチコミ」としての機能を個別に活用いただくことが多い状況です。OpenWorkリクルーティングの強みである企業発信情報と第三者情報を拡充させ、補完し合うプラットフォームを作っていきたいですね。ユーザーの皆さまが自分自身が大切にする価値観や会社選びの軸に合った企業と出合うことができる状態を当たり前にしていきたいです。
編)
市場をつくるのは容易ではありませんが、どんな手を打っていきますか?
堀)
更なる成長に向けて、コミュニケーションへの投資を行い、市場の認知を変えるアクションを進めています。加えて、データ資産の活用を進め、競合他社にはできないマッチング提案ができるサービスへと進化をしていくことが重要だと考えています。
採用市場には多くのサービスがあります。競合環境も厳しい中ではありますが、ユーザーや企業から「使いたい」と思っていただけるサービスにしていかなければ、労働市場をつくることはできません。たしかに困難な挑戦ですが、OpenWork、そしてOpenWorkリクルーティングであれば必ず実現できると信じています。
「誰かが作ってくれたサービスで稼ぐ」では得られない手触り感
編)
最後に、組織に関するお話をお伺いします。どんな志向性を持った人材だとオープンワークで活躍できると思いますか?
堀)
外部から見ると順調に成長しているように見えますが、会社も事業も、成長の途上にあります。多くの課題や困難もあります。それらを「マイボール」として「自発的に考え」、「ポジティブなコミュニケーション」で組織を活性化してくれる人と一緒に働きたいですね。
編)
堀本さんは大手広告代理店などを経て、オープンワークに入社しました。堀本さんが思うオープンワークで働く面白さを教えてください。
堀)
「できあがっていない」こと。これに尽きます。
前述したように、課題や困難は多く存在します。ただ、「誰かが作ってくれたサービスで稼ぐ」ではなく、「自身が課題や困難を解決し、サービスをグロースさせ、社会を変えた」と実感できる手触り感は他では得られません。
編)
OpenWorkリクルーティング事業の責任者として、これから実現したいことはありますか?
堀)
「働きがいをすべての人へ」というスローガンの通り、OpenWorkリクルーティングを通してひとりでも多くの人が働きがいを感じる状態を目指しています。
そのために越えなければいけない課題はたくさんありますが、着実に一歩ずつ、乗り越えていきたいと思います。
※OpenWorkリクルーティング事業のサービス内容については、下記のURLへ