ワーキングデータを社会に活かす、新たな事業に迫る!
こんにちは!note編集部です。
このnoteは、オープンワークで働くことを検討いただいている方や関わりがある方にご覧いただくことが多いかと思います。
みなさまの中には聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、社員クチコミ・評価スコアを掲載するOpenWorkは、「Working Data Platform」と称しています。
今回は、これまでnote上では詳しく紹介していなかったデータ提供サービスと、社内でデータを扱っている部門について紹介したいと思います。
Working Data Platformの全体像
労働市場の透明化を目指して、「社員クチコミ・評価スコア」の収集と公開からはじまったOpenWork。
マーケットの変化と共に就職・転職を支援するために求人情報を掲載したり、Web履歴書を登録いただくなど、変化を遂げてきました。
現在の全体像はこちら。
最近では、この膨大なワーキングデータを社会に活かすための新しい事業に取り組んでいます。それが、右下のFIS(Financial Indicator Service)を含む「データ提供事業」です。
まずは、こちらの事業についてご紹介したいと思います。
データ提供事業って、実際のところ何をしているの?
クチコミや評価スコア・求人情報の提供も「データ提供」に該当しますが、ここではそれ以外の「データ提供事業」について、簡単に紹介します。
OpenWorkのデータ提供事業は、主に以下の2つがあります。
1)人的資本経営のためのデータ提供(DAP=Data Analytics Platform)
OpenWorkのクチコミ文章をAIで数値化し、企業の働き方に関する指標を分析したレポートを作成、企業へ提供しています。
組織課題の発見、競合との比較等での採用ブランディング、人的資本経営上の強みの開示等への活用が可能なレポートとなっています。
2)投資判断のためのデータ提供(FIS=Financial Indicator Service)
ESG投資が注目される中、人的資本やコンプライアンスを可視化するためのデータとして、金融機関を対象に匿名化したクチコミデータを提供しています。
海外の大手ヘッジファンドや国内のアセットマネジメント会社など、多くの金融機関がOpenWorkのクチコミデータを参考に投資を行っています。
なぜ、そのような事業が出来るのか?
手前味噌ではありますが、OpenWorkは「信頼性の高い」クチコミ・評価スコアを、「多く」有しています。
ご紹介したような事業で提供しているデータは、企業経営にも関わる情報です。これは信頼性の高さと量があってこそ実現している事業だと捉えています。
過去にはOpenWorkのデータを元に「従業員口コミを用いた働きがいと働きやすさの企業業績との関係」という論文が発表されました。
詳細は割愛しますが、OpenWorkに投稿されたクチコミ情報から、その企業の「働きがい」や「働きやすさ」に関するスコアの改善は、2~3年後の企業の成長性や収益性にプラスの影響をもたらすことが明らかになりました。
こうした研究結果が示すように、OpenWorkに集まるデータは企業の実態を明らかにするだけでなく、課題や今後の予測につながるデータとなっています。
社員クチコミや企業に対する評価スコアといった個人の主観による情報の集積が、経営や投資の判断に活用されるという点は面白い…ですよね!
社内でデータを扱っている部門のご紹介
OpenWorkデータに少しご興味をいただけましたでしょうか?
最後に、そんなOpenWorkデータを扱っている部門について紹介させていただきます。
実は、OpenWorkデータは、先ほどご紹介した事業の運営を担っている「社長室」や、クチコミの品質管理を行っている「コンテンツ部門」、企業の採用支援を行っている「リクルーティング部門」、メディアからの取材に応じる「広報・PR部門」、「アナリスト部門」など、さまざまな部署で扱われています。
中でも「アナリスト部門」は、特に専門的に扱っている部門で、「データアナリスト」と「データサイエンティスト」が所属しています。こちらの部門では、主に一般ユーザーやOpenWorkリクルーティングを導入している企業様向けの機能開発に関わるデータを取り扱っています。
少し詳しくご紹介すると、「データアナリスト」はサービス開発に必要なデータ分析やダッシュボードの構築、分析基盤の運用を行っています。
「データサイエンティスト」は、マッチングアルゴリズムの開発・改善や機械学習や統計モデルを用いた業務の効率化などOpenWorkのデータを生かしたサービス開発・改善に取り組んでいます。
具体的な話が気になってくださった方は、過去にデータアナリストがまとめた以下ブログをぜひご参照ください。
オープンワークのアナリストが分析していること
オープンワークでは新たな仲間を募集しています。
少しでもご興味を持ってくださった方は、ぜひチェックしてみてください!